2020年4月,5月の営業について

いつもご覧いただきありがとうございます。

新型コロナウィルスが猛威をふるっている現状をふまえて、当店も4月14日から休業しております。いつ終息するのか誰もわからないというなか、店舗を営む今後の計画もなかなか目処が立ちませんが、5月に入ってからもこのまま休業を続けることになると考えております。

《4月30日(木)より通常営業になっておりますが、状況次第では再度変更する場合もございます。なお、GW中は不定休となりますので、ご来店の際にはあらかじめ営業日カレンダーをご参照くださいませ。》

個人的な思いとしては、せっかくオープンして1周年を迎えられた矢先、2年目はどんなことができるだろうかと、さまざまな計画を立てたのしみにしてきました。ほんとうなら今頃は…と考えるとキリがありません。それと同時に、その計画は今後はたして動くことがあるだろうか? と考え始めてしまうと、どうしても暗澹たる思いにもなってしまいます。

2011年の東日本大震災を経験した後、あの頃も、これからは必要最低限のものさえあれば、とか、贅沢はいらない、無駄なものはいらない、といった思いを多くの人が持ったように思います。私もあのころ「もうこんな無駄なものは断捨離しないと」という思いに駆られて、いろんなものを手放してみました。

でも、その後さまざまなことを考え、行動し、生きていくうちに、逆に気づかされたことがあります。人が生きていくには、無駄なものがぜったいに必要だ、ということ。なぜなら、ポイポイと手放してしまったモノたちを、後になって「あぁ、あれ今必要だ。なんで捨てちゃったんだろう…」という場面に何度も出くわしてきたからです。

一見無駄に見えるようなものが、実はとても重要な助けをしてくれることは多く、無駄なモノたちに支えられて生きている。そう思うようになりました。

娯楽とされる音楽やアートや演劇や映画などだって、生きていくための必要最低限のモノの中に入るのか、と問われることもあるようですが、それらが実際にはどれだけ人の心を支えてくれていることかと、とくに家で長い時間晴れない思いを抱えたまま過ごさなければいけない今の状況では、そう改めて感じることが多々あります。心を潤し、心の風通しをよくしてくれるもの。美しいものや1/fのゆらぎを孕んでいるものの存在はそのようなものだと思っています。

無駄なことなんてきっとない。大雑把にいってしまうとそういうことかもしれない。

小売りをしていると、商品を眺めては「もう必要とされなくなるのかな」と肩を落としそうになることもあります。でもうちは「台所用品」の店です。人は食べないと生きていけない。食べものを用意する場所である台所が、気分が乗らない台所であってはいけない。なにか1つでも自分なりの気分の上がるモノがあることがきっかけで、「よしっ。ご飯作ろう」と体が動く台所になって欲しい。年齢性別関係なく、各々が気分が上がるモノに出会って欲しい。

そんな思いで始めたお店です。

「こういうの探してたの!」というこれまでいただいたお客様からの声を励みに、良いもの探しの旅を、県内にとどまらず、国内にとどまらず、これからも続けていきたいと思っています。

道具屋だから、手に取って感触を確かめて買って欲しい。本当はネット販売はしない計画だったけど、50歩くらい譲って、一部の商品はネット販売を始めようといま準備をしている最中です。

他にも、こんな状況下でも、新しいスタイルのお買い物を楽しんでいただけるよう、目下妄想中です。今後とも当店でのお買い物を楽しみにしていてくださいね。

*自分の気持ちを整理するためにこんなに長文をしたためてしまいました。