鍋コット

綿をたっぷり入れたお鍋の保温カバー
布団屋さんと一緒に作りました

綿(わた)がたっぷり入っているから、保温が長時間持続します。
鍋のための寝床「鍋コット」は、オーロラキッチンが布団屋さんと一緒に作ったオリジナル商品です。

  

なにに使うの?

「鍋コット」は熱々に煮立ったお鍋を火からおろして、鍋をそのまま寝かせるための保温カバーです。
長時間弱火にかけてコトコトコトコト、場合によっては数時間かけて・・・といった煮込み料理も、火からおろして、ガスや電気を使わずに60〜80℃の間の温度で低温調理することが可能です。

  • 肉料理
  • 豆料理
  • カレー
  • スープ
  • パスタを茹でる
  • 自家製ハム作り
  • 煮込み料理
  • etc.

ガス代、電気代がかからず環境にも優しい調理道具の一つです。

  

〈鍋を寝かせる綿布団〉
商品名の「コット」の由来は3つ

1.「コット」とは英語で「cot」
軽くて持ち運びができる簡易ベッドのことを言います。

2. お鍋が熱々に煮えたら、一旦火から下ろして、鍋ごと綿布団で寝かせます。6〜8時間高温をキープして保温調理をしてくれます。
*使用する環境により温度と時間は変動します。

3. 電気やガスを使わずに保温できるのは、天然の綿(わた)・cotton 100%の保温力。布団屋さんだからこそ実現した綿(コットン)の贅沢使いです。

  

生地はお好きな色を選べます

鍋コットに使用している生地は国産綿100%、中綿はインド綿100%です。生地は、お好みの色を8色の中からお選びいただけます。オーロラキッチンの鍋コットは、おもて側とうち側との2色展開ですので、2色の生地をご指定いただいてから、布団屋さんに仕立ててもらいます。仕上がりまではおおよそ10日〜2週間を見込んでいます。

生地の色は、一見カラフルな展開ですが、どれも渋めの色合いです。アースカラー、スモーキーカラー、アッシュカラーとでも言いましょうか、明るい色でも落ち着いた雰囲気に仕上がる生地です。

なお、お好みの生地のお持ち込みはご遠慮いただいております。必要な布の寸法や、生地の強度、綿入れの調整具合など、さまざまなことを考慮して布団屋さんがご用意くださっていますので、あらかじめご了承くださいませ。

  

ご注文は店頭にて承ります

実寸の鍋コットは、店頭に常時サンプルとして展示しております。詳しくは店頭にてご相談ください。
なお、タイミングによっては、展示販売可能ななべコットもある場合がございます。生地の色にこだわりがない方や、お好みの色が店頭にあった場合など、即日お持ち帰り可能なものもあるかもしれません。その時の運にまかせて、どうぞ当店をのぞいてみてください。
*常時在庫があるわけではございませんのでご了承くださいませ。基本的には受注生産の形態をとらせていただいております。

   


鍋コットが生まれるまでのストーリー

2019年の5月頃、そのときまだ、オープンして3ヶ月も経っていない当店へとあるご夫婦(Tさん)がご来店。当店は台所用品の店であり、現代の道具屋として、台所にあるといいなと思えるものを揃えていることなど、とても興味を持っていただきいろいろとお話しました。

そのとき、Tさんが何かを思いつき、「ねえ! ここであれを売ったらいいんじゃない!?」と切り出しました。Tさんが熱心にオススメしてきた物は、鍋の保温カバーです。布製でドーム型のものです。それはそれはとても熱心に、その保温カバーがどれだけ優秀で、エコで、料理が美味しくなるかを語ってくださいました。

  

煮込み料理に欠かせない道具

その保温カバーを使って料理した中でもとくに、ロシア料理の「ボルシチ」を作った時の美味しさったら、Tさん曰く「ボルシチ(七)がボルハチ(八)になんねん!!」らしいのです…。美味しさがワンランク上がる、ということ…。関西出身のTさんの推しっぷりが(笑)、その後記憶に残ってしょうがない(笑)。

Tさんはその保温カバーを、ご近所の布団屋さん(長野県信濃町にある)にお願いして作ってもらったそう。なぜなら、布団屋さんなら綿(わた)を沢山入れてくれるはずだから、と。保温力を上げるには、わたをたっぷり入れてあるほうがもちろんいいはずですね。「その布団屋さんを紹介するから、オーロラキッチンでも、その保温カバーを売ればいいじゃない!」という、突然のビックリなご提案を、その日、初対面にも関わらず、いただいてしまったのでした(笑)。

  

世の中に保温カバーを普及させることが使命とか…

Tさんは、鍋の保温カバーと出会って以来、こんなに素晴らしい物は、もっともっと世の中に出回って欲しいし、この保温カバーを普及させることがTさんにとっての使命だとも思っている、と語っておられました。

すでにTさんは、離れて暮らす娘さんの分も作ってもらい、その便利さは、娘さんも実感していて、カレーやシチューなどの煮込み料理の仕上げも、保温カバーのなかに数時間置いておけばできてしまうし、なによりその間に外出できるからとても助かるそう。パスタを茹でる時の加熱時間の短縮などにもなったり。日々保温カバーが活躍している様子もお聞きしました。

そこまで熱く語っていただいてしまうと、見過ごすことができません…。そんなオファーと推しっぷりとに、どうしたものかと暫く考えさせられました。が、しかし、実際には当店はまだ新規オープンして間もなかったこともあり、雑務に雑務を重ねつつ、手探り状態の店舗運営を始めたばかりで超多忙だったこともあり、なかなか踏み切れず、そのままその年の夏と秋をやり過ごしてしまいました。

  

信濃町の布団屋さんへ

さて、冬も近づいてくると、料理は温かいものが増えてきます。何かを煮込んでいると、やっぱり思い出してしまうのです。「ボルハチになんねん!!」のあのくだりを。(これぞ関西弁マジック)

そうだ! 今こそあの奥さまと布団屋さんを訪ねるべき!かも! と思い立って、お友だち二人を誘って一緒に、やっと信濃町を訪れることになりました。それが、2019年12月。

そこから始まり、さらに半年かけての商品開発が具体的に動き始めました。布団屋さんには、せっかく作っていただいて当店で販売するのなら、オリジナルの商品にしたい、というお願いを聞き入れていただき、相談を重ねながら一緒に商品の開発をしてきました。形、サイズの変更は何度となくお願いしてみたり、試作も何個も作っていただいたり、途中で「これは頓挫か??」と不安にかられながらも、周りのお友だちに「ぜったいにいい商品だから作りなよ!!」と励ましてもらいながら。もちろんTさんから寄せられる期待もひしひしと感じながら、なんとか発売できるまでに至りました。

  

何人もの人が関わってできたもの

誰かの「作って欲しい! こんなものが欲しい!」というとてもとても熱い思いは、人を確実に動かします。私一人が思い立って作るより、何人かが関わって、そして誰か一人でも熱い気持ちを持っていると、その周りの人はどうにかしてあげたい、という気持ちになるものです。人と関わるって、とっても大切。そして周りに支えてもらえるって、ほんとうにありがたいことです。

なにより、Tさんの保温カバーに対する愛情と、信濃町にあり昭和初期から代々続く布団屋さんの「田地野ふとん店」さんへ寄せる信頼がとても大きかったことが、この商品開発の一番の動機でもありました。

この先も、もしかしたら、どなたかの「こんなものが欲しい…!」という熱いお気持ちに、また再び動かされるかもしれないオーロラキッチン店主です…。

  

鍋コットをどうぞよろしく

こうして商品として生まれた「鍋コット」です。みんなの温かな気持ちがこもってできた商品です。どうぞ、皆さまのご自宅でも、温かく美味しいお料理作りにお役立ていただければ幸いです。

   


Special Thanks to

  • 野生酵母パン・焼き菓子 信州鬼無里「ソノマノ」(Tさんに当店を紹介してくださったのがそもそものはじまり。日々鍋コットを実際に使ってその良さを体感済みの心強いサポーターです。)
  • 図書館・古本ギャラリー「マゼコゼ」(鍋コットの試作品を使っていただき、商品製作中も背中をたくさん押してくださいました。おかげさまで試作品のサンプル3色展開ができました。)

The Greatest Thanks to

  • Tさんご夫婦(雪の降る寒い日にご自宅に温かく迎え入れてくださり、田地野ふとん店をご紹介くださり、商品の良さを推された温かいお気持ちがあってこその今回の企画でした。機会をつくってくださりほんとうにありがとうございました。美味しいお料理をまた教えてください!)
  • 田地野ふとん店(製作途中での仕様・デザイン変更に根気強くお付き合いくださいました。要望に快く対応していただき、「それなら!」とたくさんのアイデアも、そして素敵な商品に仕上げていただき、プロだからこその信頼できるお仕事をされていらっしゃいます。心からの感謝を。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。)

そして、
以前から保温カバーの存在を知り、当店でオリジナル商品を試作中にもかかわらず、いち早く興味を持っていただいた方々にも、感謝を申し上げます。