暇 Itoma について

 

オーロラキッチンで不定期開催している手仕事の教室。その教室に新たに名前を付け、ロゴマークも付けました。

教室の名前は『暇 Itoma』と名付けました。ヒマではなく、イトマです。

空いた時間(暇)で手仕事に興ずる処であり、ものづくりのはじめの段階を表す「糸」とを掛け合わせた名前です。そしてそのロゴマークのイラストは、グラフィックデザイナーの高城さんにお願いして描いていただきました。

高城晃さん Instagaram
@takagi_design_jimusho 
@instakagi 

草が糸になり その糸を織ることでやがて物になる喜び
そんな草を採って 無邪気に喜ぶ姿
草と戯れる天真爛漫さ

そんなことを描いてほしいと、いろいろとお願いを聞いていただきました。ややこしいことをお伝えしたり、あっちいったりこっちいたりしてしまいましたが、そんな私の要望にもかかわらず、こうして軽やかに、キャハっと小躍りしてそうな後ろ姿のさりげなさを醸し出してくださって、そこがとってもお気に入りです。

高城さんの力みのない画風というのでしょうか、それが活きてどこか品のあるイラストに仕上げてくださってとても嬉しいのです。本当にありがとうございました。

高城さんのこのイラストから、私もこの『草と戯れる活動』を、変に力まずに細く長く続けていけそうな心持ちにしていただきました。自分にできる範囲で、それに共鳴してくれる仲間を少しずつ増やしていきたいと思います。それがいつか、少しでも自然環境への還元へつながる活動になることを密かに願っているのですが、でもそれは、まだまだ先の話。

草が糸になる

不思議なように聞こえるかもしれませんが、これはいたって普通の当たり前のこと。

綿100%の糸や生地
リネンの生地の服
シルクの下着や靴下

何気なく眺めている洋服のタグに書かれているこんな文字も、全部植物や生き物から生み出された糸から始まっているモノづくりです。知っているようで、あまり深く気にしない用語を、あることをきっかけにして探ってみると、見えていなかった背景がスッと視野に入ってきたりする面白い体験。そんなきっかけを作りたくて、オーロラキッチンは始まりました。

大人の気付きの場所となれればいいな。

そんなことを夢見ながら、これからも活動していきたいと思います。

皆さまもどうぞ様々な教室にご参加ください。