曲げわっぱ・めんぱ

長野県の南部に位置する木曽・奈良井で作られている曲げわっぱのお弁当箱のことを、その地域では「めんぱ」と呼んでいます。

木曽の曲物は、2種類の木を組み合わせて作れらています。蓋板と底板は、吸水性や保湿力が高いサワラを用い、余分な水分を吸収してご飯をおいしく保ちます。曲げる側板には、曲げても木の繊維が伸び、しなやかで丈夫な木曽ヒノキを用いています。

木曽・奈良井のめんぱの一番の特長は、漆塗りで仕上げてあること。漆が塗ってあるかないかで、曲げわっぱのお弁当箱の使い心地の違いは歴然ではないかと感じます。

めんぱは、扱いやすさが特長です

「曲げわっぱのお弁当箱は扱いが大変…」「洗って乾かしても匂いが残る…」といったことをよく耳にしますが、その大変さは、漆が塗られた木曽のめんぱなら感じることがありません。

漆は防水効果や菌の抑制効果を持ち、酸、アルカリ、塩分、アルコール等からの影響を受けにくい性質もあります。接着用・防腐用・防水用・塗料として古くから使用され、安全性の極めて高い素材であり、漆は自然界からの贈りものと言われています。

透明に近い漆で塗られた木曽のめんぱは、防水、防菌に優れたお弁当箱。だから匂い残りも心配なく、木地がカビてしまうといった心配もいりません。
油汚れも、浸水も、洗剤洗いも、スポンジ洗いも、気にすることなく、そして長くお使いいただけます。
*電子レンジでのご使用はできません。

“気疲れしない曲げわっぱ” で、憧れのわっぱ弁当を心おきなくお楽しみください。