【2023年4月からは、何回でも通える教室に生まれ変わります】
棉から糸へ、糸から布へ
「綿100%」「コットン100%」「オーガニックコットン使用」など、これらは衣料品を購入するときに目にする言葉ですが、それが一体どうやったら100%の綿(めん)になるのか、そんなことを想像してみたことはありますか?
畑で栽培してできた綿(わた)が、服になるまでは長い長い道のりです。もちろん機械化はすでにとうの昔に済んでいますから、長い道のりと言っても機械のなかで何かが行なわれて生地ができあがるのだろう。そのくらいしか私自身も想像することができませんでした。
機械の中で何かが起こって「ワタが生地になる」。その「何か」を想像しようとしても、その工程をまったく知らないので想像することができませんでした。
糸を紡いでみてわかること
糸紡ぎをしてみて気づいたことは、ワタが「生地」になるための工程の一番始めは、ワタが「糸」になるところなんだな、ということです。植物のワタがモノになる原点です。
綿(わた)→ 糸 →(染色)→ 生地(織り) → 仕立て → 服になる
分かっていそうで分かっていなかった衣服の原点を、手を使ってたどってみる。オーロラキッチンの糸紡ぎ教室は、そんな「ものの始めをたどる」内容です。
手元に集中する。
作業に没頭する。
いつもどこかがざわついているこのご時世に、「手仕事に向かう静かな時間」を作ってみてはいかがでしょうか。ぜひご参加下さい。






ワタ? メン? 呼び方の違い
畑で成った綿花から採った状態は「ワタ(綿、棉)」と言い、ワタを加工してできた糸や生地になるとそれらは「メン(綿)」と呼ばれるようになるそうです。
【講師】手織り職人の ふじたさん
【内容】
教室で紡いだ糸は綿100%の「もめん糸」になります。
棉(ワタ)から糸を作り出すまでには、たくさんの工程があります
基本を習得するためには最低でも2回のご参加が必要ですが、何回参加すれば終了するということもなく、糸紡ぎは終わりのない作業でもあります。
3回目以降からはそれまでに習った工程を繰り返し作業することで、糸紡ぎの奥深さを探求していただけるようになり、たくさんの糸を紡ぐことに集中できるようになります。
作業例;)
◯種の付いたままのワタから種を取る作業〈綿繰り(わたくり)〉
◯種を取ったワタをキレイに整える作業〈綿打ち(わたうち)/カーダー〉
◯糸を紡ぐ〈糸車/チャルカ/スピンドルなど使用〉
などなど
何度でも利用できる教室です
ご参加回数に応じて、先生がその日に進める作業をご指導くださいます。初めての方も、以前に当教室へご参加いただいた方も、もう一度紡ぎたい方や、もっと別の工程も知りたい方、一つの工程をもっとじっくり取り組みたい方、などなど、回数を問わず何回でも通える教室としてご活用ください。
出来上がった糸で手織りのレッスンも
糸がたくさんできあがったら、希望者には手織りのレッスンに移行していただくことも可能です。ぜひご相談ください。
〈*当教室を受講していない方の手織りのみの教室は受け付けておりません。〉
【日程】
ご参加回数は、各自自由に設定していただいて構いませんので、ご都合の良い日程をお選びいただき、事前予約にてお申し込みください。
教室の開催日はこちらの「教室日程一覧」をご参照のうえ、お電話にてお申し込みください。
【受講費】
各回、お一人につき 2,500円(税込・材料費込み)