苧麻教室〈麻糸作り・麻績み〉

2024年 秋の苧麻教室〈麻績みの会〜糸車で紡ぐまで〉

麻績み(おうみ/苧績み)を習う

 夏に取れた苧麻の繊維を使って糸作りの始めの一歩を習います。

11月15日(金)10:00〜14:00
11月25日(月)10:00〜14:00

【内容】
10:00〜12:00 糸績み(いとうみ)
12:00〜12:30 お昼休憩 *簡単な軽食を各自ご用意ください。教室内で飲食可。
12:30〜14:00 糸車を使って糸撚り(いとより)

【場所】
手仕事の教室「暇 Itoma」オーロラキッチン2階

【受講料】

4,800円(税込・材料費込み)

【持ち物】
◯夏の受講時に苧引きした苧麻の繊維(全部)
◯エプロン
◯タオル
多少の水を使いながらの作業です。少々の汚れや濡れたりしても気にならない服装でお越しください。着替えをするスペースはありません。ご了承ください。
そのほか必要な道具はすべてご用意しております。

【お申し込み方法】

当店営業時間内にお電話ください。営業時間は当ページ最下部に記載しております。
TEL:026-217-7247


夏の苧麻 自生の様子〜苧引き作業

2024年夏の苧引き(おひき)の会は大盛況にて終了しました。たくさんの方にご受講いただきありがとうございました。苧引きはまた来年。

Filmed by Takezawa Film
@takezawa.film

2024年 夏の苧麻教室〈苧引きの会〉

*2024年夏の苧引き(おひき)の会は大盛況のうちに終了しました。たくさんの方にご受講いただき誠にありがとうございました。苧引きはまた来年。

麻(苧麻)を採る

麻にはいろいろな種類がありますが、当教室で扱うのはその中の「苧麻(からむし)」です。夏には、苧麻の茎から麻の繊維を取り出す作業である「苧引き(おひき)」のやり方を習います。夏にしか収穫できる機会がありませんので、夏の間(6月と9月)はこの「苧引き」の会を何度か開催します。ご自身で希望する量に達するまで、何度でもご参加可能です。教室開催日程は下記をご参照ください。

*教室では刈り取りの作業はありません。用意された茎から繊維をかき出す手仕事である「苧引き」のみを習う内容です。詳細は後述をご一読ください。

「誰も知らない」に等しいくらい

お申し込みの際に「初めてですけど大丈夫ですか?」なんてお聞きなる方もいらっしゃいますが、現代の私たちにとってみたらほとんど人にとってはもちろん「初めての」内容だと思います。すでにご存知の方にとっては物足りない内容かもしれないですので、それ以上を望まれる方はお申し込みをご遠慮くださいませ。こんなことを知っていると、身の回りの単なる「草」を見渡す目が変わるかもしれない。そんなことが目標の教室です。初めての方、ご遠慮なくお申し込みください。

糸作りに欠かせない麻績み(おうみ)

麻の繊維を「麻糸」に加工するための工程は、10月以降に教室を開催する予定ですが、秋以降の教室へのご参加は、夏の苧麻教室〈苧引きの会に出席して繊維をご自身で準備できた方限定の教室となります。

秋の教室では「麻績み」という工程から習い始めます。「績む(うむ)」というのは、繊維と繊維を指先で撚って繋げる工程のことを言います。麻の手仕事の独特な技法です。これをしないと糸を作るための次の工程に進めませんが、麻績みが一番の魅力であると思っている当店主ですので、ぜひこの技法を身につけて手仕事の幅を広げてみてはいかがでしょうか。

草から糸を作り出す

BE CREATIVE,
BE PRODUCTIVE.

大地に生えた植物が、人の手を介してやがて道具になる。

この苧麻教室での目標は「糸を作る」です。その糸を何に使うかは、それぞれで自由にお考えいただきご活用ください。

植物、例えば藁(わら)も麻も手でよじれば縄や紐や糸に変身してあっという間に道具になる。この「よじる」「ねじる」「よる」「うむ」の動作にこだわっているのが当教室でもあり、そんな些細な喜びと感動に気付いていただける機会を提供できたらと思って、様々な手仕事の教室を開いています。できあがった道具の活用方法は皆さんの自由な発想にお任せしています。

野山に生えている「草」がいずれ生活の「道具」になる

素敵さや憧れや雑誌で見たような光景をなぞるのではなく。
昔では当たり前だったことを、今ではなかなか身近には感じにくくなってしまったその工程を、皆さんとご一緒に味わいながら、手仕事のいろいろをお話できるような楽しい時間となることを願っています。お一人お一人の純粋な好奇心が一番大切なものだと思っています。