オーロラキッチンの品々

『台所用品と民芸の道具屋』

当店は、『台所用品と民芸の道具屋』として、古くから作り続けられる伝統工芸・民芸の品々を、現代の台所でも違和感なくご使用いただけるようご提案する、「食」を軸に展開するコンセプトショップです。

長野県内の各地で今も作り続けられている伝統工芸品や民芸品の数々。山の谷間では木工が盛んであったり、竹の繁る山では竹細工があったり、米作りが盛んな地域では農作業の傍で人々が作り伝えてきた藁細工があったり。

自然と共に営まれてきた工芸の技が、昔よりはとても少なくなってしまったとは言え、いまでも職人さんたちの手によって大切に守られ細々と伝えられています。

そういった工芸品や民芸品の多くは、農具や民具として農作物のために使われてきたため、「食」と直結した台所用品として重宝されるものでもあります。当店では、現代の暮らしに違和感なく、民芸品と普段使っている器や調理道具などとの取り合わせを、さまざまなスタイルでご提案してまいります。

「今じゃもう作る人も少ない」と衰退の状況をただただ嘆くのか。それとも古くからあるものの良さを見出して、現代でも「使いたい」「使ってみたい」と思う人を増やすのか。私は今だからこそ後者を選択してみました。

当店のコンセプトは、民芸という文化を大切に育てることでもあります。民芸とは、自然環境と人間がちょうどよく関わることで培われてきたことと読み取っています。そのような観点からも、自然素材であることを優先してセレクトしていますが、あまりにも自然、天然に拘りすぎてしまうことで返って人間にばかりストレスを感じさせてしまってもよくないとも思っています。ある程度、ストレスを緩和できるテクノロジーは商品のなかに織り交ぜているつもりです。