糸紡ぎ教室

棉から糸へ、糸から布へ

「綿100%」「コットン100%」「オーガニックコットン使用」など、これらは衣料品を購入するときに目にする言葉ですが、それが一体どうやったら100%の綿(めん)になるのか、そんなことを想像してみたことはありますか?

畑で栽培してできた綿(わた)が、服になるまでは長い長い道のりです。もちろん機械化はすでにとうの昔に済んでいますから、長い道のりと言っても機械のなかで何かが行なわれて生地ができあがるのだろう。そのくらいしか私自身も想像することができませんでした。

機械の中で何かが起こって「ワタが生地になる」。その「何か」を想像しようとしても、その工程をまったく知らないので想像することができませんでした。

 

糸を紡いでみてわかること

糸紡ぎをしてみて気づいたことは、ワタが「生地」になるための工程の一番始めは、ワタが「糸」になるところなんだな、ということです。植物のワタがモノになる原点です。
綿(わた)→ 糸 →(染色)→ 生地(織り) → 仕立て → 服になる

 

分かっていそうで分かっていなかった衣服の原点を、手を使ってたどってみる。オーロラキッチンの糸紡ぎ教室は、そんな「ものの始めをたどる」内容です。

手元に集中する。
作業に没頭する。
いつもどこかがざわついているこのご時世に、「手仕事に向かう静かな時間」を作ってみてはいかがでしょうか。ぜひご参加下さい。

ワタ? メン? 呼び方の違い

畑で成った綿花から採った状態は「ワタ(綿、棉)」と言い、ワタを加工してできた糸や生地になるとそれらは「メン(綿)」と呼ばれるようになるそうです。

 


【講師】手織り職人の ふじたさん 


【内容】

◯種の付いたままのワタから種を取る作業〈綿繰り(わたくり)〉
◯種を取ったワタをキレイに整える作業〈綿打ち(わたうち)/カーダー〉
◯糸を紡ぐ〈糸車/スピンドル/チャルカ の順番に紡ぎ方を習います〉

何度でも利用できる教室です

初めての方も、以前に当教室へご参加いただいた方もどなたでもご参加いただけます。参加回数に応じて、先生がその日に進める作業をご指導くださいます。もう一度紡ぎたい方や、もっと別の工程も知りたい方、一つの工程をもっとじっくり取り組みたい方、などなど、何回でも通える教室としてご活用ください。


【日程】

教室の開催日はこちらの「教室日程一覧」をご参照のうえ、お電話にてお申し込みください。


【受講費】

各回、お一人につき 4,500円(税込・材料費込み)